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アーモンド memo
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スペインでは「美しい樹木」の異名をもつ。
★消化促進。シルクロードのお供に?!


・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus dulcis
Prunus : サクラ属
dulcis : 甘い,甘味のある
Prunus(プラナス)は、 ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。

・地中海地方原産。

・「アーモンド」は英語、 「アメンドウ」はポルトガル語、 「アマンド」はフランス語。

 ギリシャ神話のお話。

 デモフォーンという若者の船が難破してしまいました。デモフォーンはトラキアの海岸に流れつきました。そして助けてくれたトラキアの王女フュリスと愛し合うようになり、結婚を誓う仲になりました。フュリスの父のトラキアのシトン王に直してくれるように頼んでおいた船が航海できるようになるとデモフォーンは、すぐに戻るとフュリスに約束してから故郷に戻りました。しかし、デモフォーンは故郷で美しい娘に出会い、その娘に夢中になってフュリスとの約束を忘れてしまいました。
 フュリスは毎日海岸に立ってデモフォーンの船が来るのを待ち続けていましたが、重い病気になって死んでしまいました。貞操の女神アルテミスは、一途に恋人を待ち続けたフュリスを哀れに思い、フュリスをアーモンドの木に変えました。
 やがて時がたち、デモフォーンはフュリスのことを思い出し、トラキアへ行きました。デモフォーンは、フュリスが自分を待ち続けて死んでアーモンドの木に変えられたことを知って、フュリスへの仕打ちを後悔しました。そしてフュリスのアーモンドの木のところへ行き、後悔の涙を流しながら木を抱きしめました。フュリスのアーモンドの木はデモフォーンが戻ってきたことを喜んで満開の花を咲かせました。そして、すぐにデモフォーン自身も、アーモンドの木の芽や葉に変身しました。


 ポルトガルの最南端の都市アルガルヴェに伝わるお話。

 昔、アルガルヴェが北アフリカのムーア(モーロ)人に支配されていた頃、当時のムーア人の王様のもとにスカンジナビアの美しいお姫様のギルダが嫁いできました。イスラム教徒だった王様には他にも美しいお妃様達がいましたが、王様は言葉の通じない北国のギルダをとても大切にし、ギルダは国民には「北の美女」と呼ばれました。
 王様はギルダを深く愛していましたが、冬になると、ギルダは故郷の雪を思い出して北方の地平線を見つめて深い悲しみに沈み、病気になってしまいました。温暖なアルガルヴェには雪は降りません。そこで、王様はアルガルヴェ中にアーモンドの木を植えさせました。季節になり、アーモンドの花が一面に咲いた大地はまるで雪景色のようでした。ギルダはアーモンドの花に慰められて、長い間苦しんでいたホームシックから解放され、優しい王様と幸せに暮すようになりました。
 それで、アルガルヴェには今でもアーモンドを使ったお菓子が多いのです。


 イタリアでは「アーモンドの花祭」と呼ばれる祭典があります。シチリア島の古代ギリシャ遺跡で知られるアグリジェントという町で、音楽・パレード・花火などの催しも行われます。


 アーモンドには 甘味種と苦味種があります。食用にするのは甘味種の方で、胡桃と同じように種子の中にある仁を食べます。苦味種の方にはアミダグリンという強い香りの成分があり、アーモンドエッセンスの原料や鎮咳薬に使われます。
 アーモンドは約54%が脂質となっており高脂肪ですが、カルシウム・鉄分・ビタミンB群・ビタミンEなども多く含まれています。

 アーモンドの木は収獲できるようになるまでに約4年かかるそうですが、成長したアーモンドの木からは約20年間収穫できるそうです。

 古代ローマの人々はアーモンドを「グリークナッツ(ギリシアの木の実)」と呼んでいたと言われています。


アーモンド全般の花言葉は、希望
アーモンド(果実)の花言葉は、軽率
Spring.春 Summer.夏 Autumn.秋 Winter.冬

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